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香川県

カトリック桜町教会《 高松司教区教座聖堂桜町礼拝堂 》

名称  高松司教区教座聖堂桜町礼拝堂
所在地 香川県高松市桜町1丁目8-9
構造 鉄筋コンクリート造
竣工 1957年(昭和32年)
施主 宗教法人カトリック高松司教区
工事期間 2019年1月~2019年6月
設計・監理 中島勝巳建築設計事務所
施工 株式会社 田中建設
内・外壁改修工事 株式会社 コンステック 高松営業所

概要

高松司教区教座聖堂桜町礼拝堂 は、1957年3月に完成し、主要な公式典礼が行われる聖堂として四国のカトリック教会の中心的な聖堂です。
2019年の施工時、竣工から62年経過している事から、耐震診断及び内・外壁劣化調査が必要となり、調査を実施した結果、内壁、外壁共にはひび割れ、モルタル洗い出しの外壁仕上げには浮きが確認されました。
仕上げ材の劣化による剥落の危険性が認識され、ミサに参拝される方や、隣接する桜町聖母幼稚園からの訪問など、訪れる皆様の安全を担保するため、耐震改修工事と併せて内・外壁改修工事を実施する事となりました。
改修工法選定では、応急的な補修ではなく恒久的な対策とすることを前提に仕上げ材の剥落防止工法として『リアネットE工法』が採用されました。
既存外壁仕上げ材(モルタル洗い出し)の風合い、意匠性を保つ為に外壁は石材調の仕上げとし、内壁は模様吹き仕上げにて施工しました。
安全性、美観性、防水性を付与した、長寿命化にも繋がる施工が出来ました。

施行前の外観 (モルタル洗い出しの仕上げは浮きと汚れを確認)
リアネットE 石材調仕上げによる施工後の外観

外観の意匠性を保つため、石材調の仕上げにて施工しました。 既存のモルタル洗い出し仕上げの剥落を防止し、目地割付などを含め見た目をそのまままに改修工事を行いました。

施工後

教会堂 正面入り口の施工後
教会堂内部

施工状況

リアネットE工法 上塗り材の施工
目地の施工
目地施工と最終仕上げの施工

リアネットE工法のポイント

『リアネットE工法』は、高弾性アクリルゴムと専用ネットにより既存外壁を被覆し、アンカーピンでコンクリート躯体に緊結する工法です。

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