Technology & Methods

リアネットE工法

  • 外壁改修
  • 長寿命化
  • ピンネット工法
  • 防水改修工法
  • 剥落防止

リアネットE工法は、高弾性アクリルゴムと専用ネットにより既存外壁を被覆し、アンカーピンでコンクリート躯体に緊結することで、既存外壁仕上(タイルやモルタル等)の剥落を防止する工法です。
高弾性アクリルゴムは伸縮性と防水性に優れているため、既存外壁仕上げの剥落防止効果に加えて、水などの劣化因子の侵入を防止することができ、防水効果及び建物の劣化を抑制する効果を付与することが可能です。
コンクリートを下地とする外壁の既存仕上げ層の剥落防止と防水性の付与ができる維持保全技術として建設技術審査証明を取得しています。

特長

  1. アクリルゴムを主材とした防水性能をもつピンネット工法です。
  2. アクリルゴムの高い伸縮性により、防水性とひび割れ追従性を実現します。
  3. 外壁仕上げの剥落防止、防水性、コンクリートの耐久性向上を合わせて付与することが可能です。
  4. 再改修仕様により、施工保証を延長することが可能です。
伸び性能
剥落防止

大地震を模擬した検証実験

大学関連機関による耐震実験や検証を行いました。水平加力実験により、層間変形角が1/75(大地震を想定)になってもリアネット表層には剥落はもちろん、ひび割れすら生じない優れた結果を残しました。

地震被害地で耐震性が実証

福岡県西方沖地震、岩手・宮城内陸地震、東北地方太平洋沖地震、熊本地震では、多くの外壁材の剥落事故が発生しましたが、地震以前にリアネットで補修した建物は、外壁材は剥落しませんでした。

建物の長寿命化に貢献

水などの劣化因子を遮断し、一般工法の部分補修や新規張替えなどよりも、改修修繕の周期を伸ばすことが可能、省エネルギーかつロングライフの改修に期待できます。

再改修により、施工保証を10年間延長

リアネットE工法は施工後10年経過後、メンテナンス層を施工することで耐疲労性を存続させ、さらに10年保証を延長することが可能です。

施工手順

1.プライマー塗布
2.主材塗布
3.ネット張り付け
4.穿孔
5.アンカーピン施工
6.主材塗布(2回目)
7.トップコート塗布

石材調仕上げ(リアストーン)

防水・耐久性・剥落防止に優れたリアネットE工法の応用技術。ひび割れが生じにくい柔軟型石材調外壁で長期に渡り建物を美しく保護します。

ALC外壁仕様

ALC外壁仕上げを柔軟性・強靭性に優れた改修層で被覆・保護し、外装デザインを一新します。

適用範囲

  • 鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリートの建築物に適応。
  • 建物高さは最大60mまで適応。
  • 既存仕上層は100mmまで適応。また、モルタル塗り仕上げの場合、モルタル厚さは5mm以上であること。

第三者による性能証明等

一般財団法人 日本建築センター より技術審査証明を取得しています。(BCJ-審査証明-142)

適用事例

施工前
施工後
石材調仕上げ
大壁風

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