Interview 03
成長したいという気持ちを
全面的にバックアップする会社
大植 奈緒子 OOUE Naoko
2004年度中途入社
前職:設計事務所で建築物の構造設計
構造設計(耐震診断・補強設計)
#01
前職の設計事務所は設計者集団の組織でしたが、コンステックは、営業や工事など幅広い職種の人と一緒に仕事ができ、刺激が多いところが気に入っています。そして、コンステックは社員の成長意欲を徹底応援する会社だと感じています。例えば、これまで私は、JSCA(日本建築構造技術者協会)の研修など、スキルアップを図るための勉強会に数多く参加することができました。また、ある案件の振動解析の実務では、仕事の質を考えると、どうしても実績のある東京事務所で業務に取り組んだ方が良いと感じたことから、長期出張を自ら相談し快諾頂きました。一般的に出張など、経費がかさむことは上長からの指示があって発生するものですが、コンステックはトップダウン型の組織にとらわれず、公衆の安全の観点から、品質確保を目的とした各社員の提案を受け入れる度量があると感じています。
#02 少数派でも、のびのびと仕事をしています
女性総合職の存在が当たり前ではない業界ではありますが、当社の場合、既存の建築物を扱うことで、むしろ女性にとって働きやすい面があります。まず1点目が危険の程度。新築工事現場はゼロから建物を作り出す面白さと共に、危険度の高いシーンが多々あります。一方で、調査や補強・補修工事の現場は、基本的には未来の危険を予防するもの。新築より比較的安全な現場が多いと言えます。そして2点目が女性用お手洗いの存在。既存建築物を対象とする工事現場はお手洗いに困ることがありません。当たり前のことではありますが、現実問題として、こうした働く場所の環境は切実なことです。また当社には、私の他にも女性技術者がいるのも大きな励みとなっています。傾向として、男性と女性ではコミュニケーションの取り方に違いがあることを感じることもありますが、それは大きな問題とはなりません。
#03 あなたと仕事をしたいと、思ってもらうために
仕事をするという側面においては、自分が数少ない女性であることは、有利にも言い訳にもならないと思っています。一人の人として「あなたと仕事をしたい」と思ってもらうことを目指して、日々の勉強や情報収集には力を注いでいます。時代と共に建物は変わりますし、調査や補強の方法も工法も変わります。女性だから、年齢を重ねたからと言わずに、ドローンによる測量などデジタル化をはじめ、新しい動きに対応できるように、努力しています。同時に複数の案件を担当するのが一般的であり、私たちは、発注者や協力会社さんをはじめ社外の多くの方と関わりながら、仕事を進めていくことになります。だからこそ、スムーズなコミュニケーションは仕事の質に関わります。人としてどうあるべきかについて、書籍などから学ぶことも、日々継続して取り組んでいます。