耐震補強 強くする
さまざまな耐震補強技術
建物の形状や用途は種々様々であり、耐震改修を行う際にはその建物にあった工法の選定が重要です。コンステックでは、数多くの耐震診断・補強業務で培った経験とノウハウをもとに、さまざまな耐震補強技術を開発・導入してきました。これらの技術を駆使して、ご要望に沿った補強方法をご提案します。
サッシや壁はそのままに、柱を補強する工法
SR-CF工法
新耐震基準以前の鉄筋コンクリート造の柱は、現在と比べると帯筋の量が少なく、脆性的なせん断破壊が起こりやすくなっています。この危険な壊れ方を防止するために柱を補強するのですが、多くの柱には壁やサッシが取り付いているため、鉄板やコンクリートを巻き立てる補強は容易ではありません。SR-CF工法は、このような壁やサッシを残したまま、柱を安全に補強できる実績の多い工法です。
重機不要の軽量ブレース
耐震ケーブルブレース
建物を使いながらの工事では、重機等の使用を制限されることが多く、補強部材が軽量であればあるほど施工が容易になります。耐震ケーブルブレースは、高強度でありながら人力で運べるサイズと重量であるため、重機不要の施工性の良いブレースです。
騒音を軽減する、アンカーボルト代替接合工法
ディスクシアキー工法
鉄筋コンクリート造躯体への補強部材設置にはアンカーボルトが使われますが、設置本数が多く、騒音や粉塵、躯体の損傷、施工手間・時間がかかるなどのデメリットがあります。ディスクシアキー工法は、高強度であるためアンカーボルトに比べ大幅に設置量を減らすことができ、躯体表面の目荒らしが不要であるため低騒音・低粉塵の工法です。
建物を使用しながら壁を新設
プレキャストブロック耐震壁
耐震壁を新設する場合、アンカー打設による騒音や振動、型枠の設置・解体による作業空間や工期の確保が問題となります。プレキャストブロック耐震壁は、接着接合により騒音・振動を低減し、ブロック内にグラウトなどを重点することで大掛かりな型枠が不要で工期の大幅短縮を実現できる工法です。