耐震補強 強くする
地震や風による揺れを軽減する制振技術
制振ダンパーは、地震や風による建物の揺れを抑制し、被害を最小限にすることで、建物の早期復旧や利用者の心理的不安を軽減することができます。コンステックでは、建物固有の特性やお客様のニーズに合わせた制振ダンパーを各種取り揃えています。
建物のニーズに合わせた製品ラインナップ
VESダンパー工法
・間柱型の粘弾性ダンパー
・通路や開口を確保しながら設置が可能
・意匠性や景観に考慮した設置が可能
フルード粘性ダンパー
・設置バリエーションが多い粘性ダンパー
・大容量(最大8000kN)、高速(最大速度200cm/s)に対応可能
・最大減衰力や最大速度、ストローク長さを建物に適した性能にカスタマイズ可能
C-Wood座屈拘束ブレースシステム
・低降伏点鋼と単板積層材LVLを使用した制振ダンパー
・中大規模木造(非住宅)向けの製品
・高耐力であるため、壁の少ない計画が可能
※上記ラインナップの他、鋼材ダンパーやオイルダンパーもございます。
制振ダンパーを用いた設計
制振ダンパーを適用した建物の設計は、「時刻歴応答解析」により行います。時刻歴応答解析は、建物モデルを地震動などにより実際に揺らし、どの程度揺れが生じるか、どの部材に損傷が生じるかなどを確認することができる解析手法です。
建物の早期復旧
大地震時に建物に大きな揺れが生じると構造躯体や内装が損傷し、事業の継続が困難になります。制振ダンパーは、建物の揺れとともに損傷を軽減することができるため、復旧にかかる費用・期間を抑えることができ、BCP対策に効果的です。
利用者の心理的不安の軽減
地震や風により建物の揺れが続くと、建物利用者の恐怖や不安が大きくなります。制振ダンパーは振動エネルギーを効果的に吸収することで建物の揺れを早期に抑え、心理的不安を軽減します。