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AI技術で可視画像によるひび割れ検出へチャレンジ

当社は地方独立行政法人北海道立総合研究機構と共同で『AIを活用したRC造建築物の外壁調査・診断等の支援技術の開発』を行っています。

この開発プロジェクトは、建築物の長寿命化を実現するため,革新的なAI技術を用いて、可視デジタル画像からひび割れを高精度かつ迅速に抽出し、建設業界やインフラ保全に有用な技術を構築することを目的に開始いたしました。

ひび割れ検出は、通常、調査技術者の目に頼る必要があり、現地では野帳記録、寸法測定、写真撮影などリソースに手間がかかります。しかし、開発するAIシステムは、デジタルカメラの画像から検出するため,現地作業や図面化までデジタルで処理できるため時間短縮が図れます。また、調査者ごとの検出差も生じなくなり平準な調査結果を得ることができます。

この技術が開発されることにより、建築物だけでなく構造物の保守点検の効率向上や安全性の向上が期待されます。

※ 本技術の取組みの一部は2023年 日本建築学会大会2023(近畿)にて発表しました。

タイトルAI・センシング技術を活用した建築物の外壁調査の合理化に関する研究

その1:外壁劣化の検出用AI の構築と実建物調査による課題抽出
その2:外壁劣化の検出精度向上に向けた撮影方法の検討
その3:ドローン搭載カメラの性能確認
技術本部:秋山 大地,佐藤 大輔,鈴木 公平
北海道立総合研究機構:飯泉 元気,今井 崇嗣,糸毛 治,齊藤 隆典