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GREEN BUILDING & RETROFITS EXPO ASIA 2017視察報告
■概要
タイ王国にて開催されたGREEN BUILDING & RETROFITS EXPO ASIA 2017の視察
首都バンコク市内の建造物視察
ユネスコの世界文化遺産に登録されている古都アユタヤの遺跡群の視察
■視察メンバー
コンステック 13名
建設環境コンサルティング 2名
グランテック 1名
バウエンジニアリング 2名
コンステックホールディングス 1名
■期間
2017年9月20日~9月24日
【GREEN BUILDING & RETROFITS EXPO ASIA 2017視察】
「GREEN BUILDING & RETROFITS EXPO ASIA 2017」は、「Asian Construction Week」イベントの一環で、同時に「BMAM EXPO ASIA」および「Concrete Asia 2017」の展示イベントも開催されていました。
出展企業はタイ、中国、日本、シンガポールといった東南アジアの企業が中心で、アメリカ、ドイツ、イタリア、スペインといった欧米の企業からの出展もありました。
【首都バンコク市内の建造物視察】
バンコクはこの10数年ほどで、急速な発展を遂げました。
その象徴が、マハナコーンです。
タイ国内の最高層ビルで現在も工事中でしたが、独特な外観は地震国の日本では考えられないものでした。
また、タイの代表的な乗り物であるトュクトュクは激減し、代わりに地下鉄やスカイトレインといった新交通が開業し、排気ガスによる大気汚染の抑制、交通渋滞の解消につながっていました。
【バンパイン宮殿と古都アユタヤの遺跡群視察】
アユタヤは、バンコクから北に約80kmに位置する町で、1351年から417年間、アユタヤ王国として繁栄してきましたが、ビルマ軍の攻撃に遭い陥落してしまいました。
多くの寺院や仏像はビルマ軍に破壊されてしまいましたが、焼け残ったものは、現在ユネスコの世界遺産となっています。
また、バンパイン宮殿は、アユタヤの中心部から約20km離れた位置にあるアユタヤ王朝時代の王家の別荘地で、美しい庭園と宮殿があることで有名です。
タイでは、スクラップ&ビルドの考え方が一般的のようで、今回の旅行で宿泊したホテルも築50年程度でまだ十分に使えると思えましたが、来年に取壊しすることが決まっているとのことでした。
しかし、前述したような寺院などの歴史的建造物については、補修しながら維持しているようですので、タイ国内においても、こういった建造物をターゲットに、コンステックが保有している補修技術を発揮できるような可能性はあると思います。
今回の視察旅行は、全国から集まった仲間たちとの交流を深めつつ、タイの新しいものと古いものの両方に触れ、見聞を深めることができ、非常に有意義なものとなりました。
タイ王国は別名「ほほえみの国」といいますが、往訪時期は雨季であったにもかかわらず、心優しいタイの人々に何度も助けられ、とても晴れやかな気分で過ごすことができました。