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2016年度 JFMAオセアニアFM・不動産視察報告
■概要
2016年度JFMAオセアニアFM・不動産視察調査団として、ニュージーランド、オーストラリアの2か国、12か所を巡る視察調査に参加させていただきました。
■調査メンバー
コンステック 代表取締役 中村洋行
コンステック 東京支店 菊地幸也
■期間
2016年9月18日~9月25日
ニュージーランドといえば、壮大な大自然にのどかな雰囲気で羊が放牧されているというイメージが強いですが、オークランド空港に降り立った時にはカルチャーショックを受けました。近代的な建物と組積造が多い住宅街や自然と調和したウォーターフロントの再開発状況など、日本と変わらぬ建設事情がそこにはあり、オークランド市内はインフラ整備の建設ラッシュと共に、空港付近や市街地では数多くのタワークレーンが建っておりました。
【Victoria Park Market(160のショップとレストランの複合施設)】
旧ゴミ焼却炉跡地に再開発によって、造られた商業施設であり、昔の風貌を残しているのが特徴でした。
【Sky Tower】
南半球で最も高い電波塔。ホテル、カジノ、劇場、コンベンションセンター、バーやレストランと色々な施設と融合し、集客率を上げる運営をしていました。
【Qantas航空本社ビル】
オフィスワーカーの健全度(Wellbeing)を上げる為、ビル全体の改修を行っていました。快適に社員が働く環境が整えば、収益が上がるという考えでありました。
【1Bright Sydney(高層オフィスビル)】
Jackson Teece Sydneyの作品であり、日本にはない構造(ダブルスキン)でした。
近代的な素晴らしいビルでした。
【オペラハウス】
オーストラリアを代表する世界遺産です。
公募で選ばれた非現実的なパースから、現在の建物のかたちに設計し直されたことを知りました。
プレストレストプレキャスト組立構造であり、当時の技術として素晴らしいものです。
屋根にタイルが使用されているのは間近に見ないと知りえない事でした。
今回の視察では、今まで知り得なかったことを多く知ることができました。
FMにより収益を上げるという考え方は発想できなかった事だと思います。
働く従業員にABW(Activity Based Working)を導入し、従業員の意識を変え収益を上げる方法、
建物や設備をリノベーションし、顧客や従業員の意識を変え、収益を上げる方法など素晴らしい考えだと思いました。