アラミドロッド挿入目地置換補強工法(B-Star工法)
- 煉瓦造の耐震補強
- 歴史的建造物
本工法は、歴史的煉瓦造建築物を対象とした補強工法です。
通常の煉瓦壁は、変形性能が低い為ひび割れ発生とともに脆性的に破壊してしまいます。本工法では、煉瓦造の目地の中に引張強度の高いアラミドロッドを挿入し、置換目地材を充填する為、ひび割れ後も一定の耐力を保持し変形性能が向上します。
また、目地内での補強となりますので、煉瓦造の意匠を変えることなく補強を行うことが可能です。
特長
- 目地内での補強の為、煉瓦壁の意匠性に影響を与えません。
- アラミドロッドは軽量な補強材の為、補強後の重量増加がありません。
- 大規模な解体工事を伴いませんので、振動等による既存躯体への影響がありません。
- ひび割れ発生後もアラミドロッドにより煉瓦壁の崩壊を防止します。
意匠性への影響が小さい
目地部分での補強であるため、煉瓦建物の意匠性に対する影響が非常に小さい工法です。
歴史的煉瓦造建築物の外観を維持し、文化的価値を残すことが可能です。
施工後の外観
設計要領
補強効果
性能確認試験を実施し、本工法における補強効果のよって補煉瓦造の曲げ耐力が向上することを確認しています。
ひび割れ補修として使用可能
煉瓦壁に発生したひび割れに沿ってアラミドロッドを挿入することで、ひび割れの進展を防止することが可能です。